超高温弁

高温・高圧弁を得意とするTVEでは、顧客のニーズを元に個別設計を行なっております。

 

バルブの選定では、①圧力、②温度、③流体の性状(腐食性など)が3大要素となります。

一般に、温度が高くなるほど強度が低下するため、温度と圧力は最大限の注意を払う選定ポイントになります。温度と圧力を基にした選定においてはP-Tレーティングと呼ばれる選定基準が参照されます。

 

高温かつ高圧の環境下で流体や加圧体を制御することは難しいとされますが、現代においては、危険性の高い流体や加圧体を扱うこともあり、単に制御するだけではなく、漏れがなく、長期にわたって使用ができるバルブが求められます。

そして、バルブが圧力に耐えられるかどうかの試験があり、殻試験や弁の閉止試験といった数々の試験をクリアしたバルブが世に出されていきます。

 

当社においては、過去には圧力は0.5MPaながら設計温度2000℃のエアシリンダー式仕切弁を製作・納入した実績もあります。弁箱を高温材とするのはもちろん、流路部に耐熱煉瓦を並べ弁箱冷却するためウォータージャケット構造による水冷式とし、さらにはパッキンを流路部より遠ざけるロングボンネット構造としました。

 

初回製造・納入は1968年。いまからちょうど50年前から当社が保有する技術です。

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