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バルブ技術ニュース　vol.09

2020.11.27

バルブ技術ニュース

いつもお世話になります。TVEの原田です。

今回はプラントや発電設備で使用される弁の仕組みについて解説した事例を「バルブソリューション」に追加いたしましたので、ご紹介いたします。

今回お伝えするバルブ事例は２つです

高圧タービン向け高耐震性『湿分分離加熱器逃がし弁』

発電タービンに、高圧タービン内で膨張した蒸気を再加熱して、低圧タービンへ送る構造となっている場合、湿分分離加熱器が間に設けられます。湿分分離加熱器の蒸気圧力が、何らかの要因で設計圧力より高くなった際に、蒸気を逃がす目的で使用されているのが、この逃し弁です。

加圧水型原子炉（PWR）に採用頂いており、この事例では特に耐震性、気密性、メンテナンス性を高めた構造にて製作しています。

構造図も掲載していますので、ご参考としてください。

エロージョン対策に優れた、プラント向け『連続ブロー弁』

プラント等にてドラム等の槽内で蒸気を発生される設備に採用頂いている連続ブロー弁です。槽内で蒸気が連続的に発生させる環境では、給水した水の中の不純物が槽内に残ることになります。

この弁は、運転状態に合わせて槽底部からブローを行い、給水を正常化させる目的で設置頂いています。

弁は常時微開状態となり、エロージョンが発生しやすい環境に置かれるため、エロージョン対策には特に注意して設計・製作を行っている弁の事例です。

ぜひご参考としてご覧いただければ幸いです。

随時追加しています！定期的にご覧ください

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