大型Y形弁ガイド補修工事
350㎜サイズの循環ポンプ出口逆止弁弁箱ガイド部の修繕工事を行いました。
- Before
- 弁箱の3本のガイド部にムシレ、割れを確認
少し変なバルブの紹介です。玉形弁の一種ですが弁体は常時フリーで必要な時にだけ上から押さえつける構造となっています。その為にどうしても3本柱のガイドと弁体の摺動回数が多いほどムシレ、凹み等が発生する場合があります。今回はその柱の修繕工事です。
- Operation Inprogress
- 手動による肉盛溶接後、ボーリングマシンでの機械加工を実施
まずはガイドの表面をグラインダーで前処理を行います。その語溶接でガイドを盛り上げて行きます。
その後、グラインダーである程度慣らした後にボーリングマシンで最終仕上げ加工を実施します。
これで表面も機械加工されて製作時と同様の状態になりました。
After
- 加工終了後、寸法計測、PTを行い健全性を確認
加工後の寸法計測ですが3本柱ですので汎用の計測器を用いての計測は出来ません。その為に特殊な計測治具を用いて寸法通りに加工されてるか確認します。この弁体と柱のクリアランスですが狭すぎると少し傾いたときに固着したり、広すぎるとまたダメージを受けたりとシビアな数字で管理しています。
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