【弊社最小】安全弁(弁座最小内径29㎜) 弁座現地交換工事
弊社で最小(弁座最小内径29㎜)の安全弁弁座現地交換工事を実施致しました。
- Before
- プラント停止後に安全弁のメンテナンスをしたところ弁座シート面にクラックを確認
セミノズル安全弁は弁箱に弁座をねじ込みそれを下で溶接している構造です。当然弁座の内径が狭く目視出来ないので自動溶接装置を用いて実施します。ただし今回のように弁座最小内径が29㎜では自動溶接装置も入れる事が出来ません。大は小を兼ねない。非常に困難な工事です。
- Operation Inprogress
- 専用の切削加工機による切削、手動溶接による溶接作業
施工法はまずは切削加工により旧弁座を除去します。そこまでは通常と同じです。違いは溶接する位置です。従来の下側ではなく上側で溶接を行います。これにより手動で溶接が出来、非破壊検査も容易に実施できます。まさに品質と効率がアップする方法です。
After
- 溶接終了後に溶接部、シート面の非破壊検査(浸透探傷試験)を実施。
以上の工程を経て工事が完了です。但しこの工法に関しては社内で入念なテストを繰り返し、蒸気吹き出し試験等の各試験をクリアして社内で現地工法として認定されました。昔から需要がありましたが断っており申し訳なくいつも思っておりました。まさに痒いところに手が届く工法です。
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