配管フランジのフランジ面 再生加工
原子力発電所内に設置されている配管フランジのフランジ再生加工を実施
- Before
- フランジガスケット面に腐食を確認
原子力発電所の2次系(非汚染区域)での配管フランジの再生加工を依頼がありました。実は腐食以外にもフランジの歪も確認された為に今回は通常の再生加工と歪除去の作業も含んでおり入念な計測、平行度確認作業を要しました。従来の点検では定盤での摺合せ作業のみとの事です。
- Operation Inprogress
- 専用のフランジ面加工機にてガスケット面の切削加工を実施
配管が長い為に横に倒した形で配管を固定しています。今回は別件のフランジ再生加工で作業した為に案件依頼があってから速やかに現地対応出来ました。現在の原子力発電所では作業員の登録から煩雑な手続きを要し、なかなか直ぐに現地加工は出来ないのが実情です。
After
- 切削加工後、寸法計測、非破壊検査(浸透探傷試験)を行い、品質を満足していることを確認
切削加工が完了致しました。腐食の除去と歪み除去それぞれ見事クリア致しました。どうしてもフランジを配管に溶接した際は少し歪が発生します。ある程度はガスケットで吸収してくれますが長年の使用によりどうしても追従性が低下し漏洩に繋がるようです。
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