低温再熱蒸気管はボイラとタービンをつなぐラインですが、一般的には締切弁がなく、両端フランジ式の短管が設置されており、ボイラ側の改造の際にはこの短管を取り外し、閉止フランジを取り付けてボイラの耐圧試験や安全弁封鎖を行ないます。
しかし短管には大口径フランジが2箇所あることから運転中の漏えいのリスクが高いことから本製品を開発しております。
隔離時にはプレートを入れて閉止し、また運転中には高温・高圧弁で実績のあるプレッシャーシールを採用しています。
本弁は用途の特性上外部操作による弁の開閉機能は不要であり、また、弁の閉止方向は限定される為、差圧を利用した逆止閉止構造となっています。さらに、運転中は圧損を最小にすることと乱流による振動を防止する為、弁体を取り外すことが出来る構造をとしています。