湿分分離加熱器逃がし弁
湿分分離加熱器逃がし弁は、高圧タービン内で膨張した蒸気を再加熱して低圧タービンに送る機能を持つ湿分分離加熱器に設けられたヘッダーに設置され、非常時に湿分分離加熱器の蒸気圧力が設計圧力以上となって機器が損傷するのを防止します。
各ツール名称 | 湿分分離加熱器逃がし弁 |
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機械説明(概要) | |
用途 |
蒸気圧力が設計圧力以上となり機器が損傷するのを防止する |
使用範囲 | 2次系湿分分離加熱器設置のヘッダー |
寸法・重量 | |
対応可能径 mm | 400Aと450A |
使用実績 | 加圧水型原子炉(PWR)に設置 |
動力 |
<弁の特徴>
高圧タービン内で膨張した蒸気を再加熱して低圧タービンに送る機能を持つ湿分分離加熱器に設けられたヘッダーに設置され、非常時に湿分分離加熱器の蒸気圧力が設計圧力以上となって機器が損傷するのを防止します。
吹出し容量が大きい為、軽量コンパクトで耐震性のある弁構造としているので、大容量の吹出し性能が求められます。
弁の特徴として、プラント起動時にタービン側を真空とすることから、真空時に対する弁の気密機能が確保できる補助推力発生機構を有しています。
このサイズのばね直動式安全弁では耐震性、気密性、メンテナンス性の問題や吹出し圧力の確認が困難である懸念から、ばね先駆弁付圧力逃がし弁を採用しています。